2024年4月より実施してきた村田財団助成プロジェクト「ローバー開発プログラム」が、2025年3月をもって終了しました。本プログラムでは、早稲田摂陵高等学校の生徒たちが、宇宙探査技術の学習を通じて「ものづくり」のプロセスを深く理解し、実践する機会を得ました。
最終報告会の様子
プロジェクトの締めくくりとして、2025年2月に成果発表会を実施しました。
発表会では、各チームが取り組んだローバーのタイヤ設計・モデリングの成果を発表し、設計の意図や改良の過程について議論を行いました。
また、宇宙開発に携わる専門家の方々からのフィードバックもあり、生徒たちは技術的視点と問題解決力の重要性を改めて実感する機会となりました。
今年度の取り組み
本プロジェクトでは、設計・試作・解析を繰り返しながら、実際に3Dモデリングソフト「Blender」を活用し、YAOKI(月面探査車)のタイヤ設計を行いました。
各フェーズでは以下のような学習を実施しました:
・インプット(前半):宇宙開発の基礎知識、ローバー開発の概要を学習
・アウトプット(後半):設計・試作・実験・データ分析を通じて成果を形にする
・専門家との交流:株式会社ダイモンのエンジニアや、名古屋大学 田中秀孝先生(ISS開発に関与)による講義・ワークショップを実施
特に、実際に設計したタイヤの3Dプリントによる試作と、その性能検証を行う実験・改善のプロセスを体験できたことは、生徒たちにとって貴重な学びとなりました。
教育関係者の皆さまへ
同様のプロジェクトの実施を検討されている学校・自治体・教育機関の皆様へ
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学校のニーズに応じたカリキュラムの設計や、専門家によるレクチャーなど、柔軟な対応が可能です。